NADESHIKO in Noda
2018年5月26日(土)音楽にのせて日本の心を世界に運ぶ音楽グループ”Compagnia musicale di NADESHIKO”の第7回音楽旅行記が、千葉県野田市にある登録有形文化財「興風会館」にて開催された。初夏に相応しい爽やかなドレスのNADESHIKO のメンバーが登場し、清らかで美しい歌声で幕が開き、いっきにその世界へ引き込まれてしまう中、グループ主宰のソプラノ歌手田村彰子さんのソロや、上質なピアノ演奏、そして迫力のあるヴァイオリンの音、口笛奏者の柴田晶子さんの口笛が続き、贅沢な時間が会場を流れた。
クラシックの名曲に、日本歌曲やポピュラーも加えた、幅広いレパートリーと明るく親しみやすい演出で、2010年以来毎夏のヨーロッパツアーや国内各地での公演など活動のエリアを広げているNADESHIKOは、この歴史ある野田市での公演は、今回2回目となる。
重厚で華やかな着物ドレスに着替えたNADESHIKOの豊かな歌声とその演奏は、古き良き「興風会館」に活力を与え、観客の感受性に訴え、この日のNADESHIKOの情熱に触れたもの全てに歓喜を与えた。
”Compagnia musicale di NADESHIKO”は、公演の収益を、毎回、世界各地の自然災害や紛争の被災者支援活動に充てており、今回の公演の売上の一部は、イタリア「平和のトランズマンツァ」プロジェクトへ寄付をする。
昨年には、初のCD「MUSIC UNITES US ALL! ~音楽で世界を繋ぐ~」が発売。その音源は、多くのプロの音楽家が絶賛する相模原市にある特別な音楽ホールで収録され、NADESHIKOの歌声と演奏が、秀逸な音符となり心に深く反響する。また今年8月17日には、イタリア ウンブリア州 アッシジ(Assisi)にて、NADESHIKO毎年恒例のイタリア公演も予定しているため、今後活躍が益々期待される。
音楽グループ”Compagnia musicale di NADESHIKO”「(なでしこ)」ホームページ http://www.nadeshiko-music.com/
また今回は、NADESHIKO初の試みとして、アフターパーティを開催。
同じ野田市にあるジャルディーノ伊太利亭にて、NADESHIKOメンバーと共に、GIOIAワインで乾杯して会食スタート。NADESHIKOのオペレッタ「こうもり」より、シャンパンのうた“Die Fledermaus”Im Feuerstrom der Rebenから始まり、真近でNADESHIKOのコンサートが開かれ、各テーブルにメンバーが歌いながら、乾杯を勧めるという楽しい演出で一機に会場が盛り上がる。ジャルディーノ(中庭という意味)伊太利亭のバラ園は、手入れが行き届き、ちょうどこの時期に満開を迎え、NADESHIKOの華やかさに負けずと咲き誇り、NADESHIKOの歌声とのマリアージュでとても思い出深い一日となった。
今後GIOIAは、NADESHIKOの活動を応援し、イタリア・フィレンツェの歴史と伝統を現代に引き継ぎ後世に伝えながら、新しい文化を創造して参ります。